カフネ
読書記録📚No.3
どこの本屋さんに行っても目立つところに置いてあるこの作品。
行くたびに気になっていましたが以前は読書習慣が取り戻せていなかったので手に取ることができず。
最近、本を読みたい気持ちが高まったので何から読もうかなと本屋さんで一番最初に手に取ったのがこのカフネ。
感覚で言うと、子どもの頃に欲しかったおもちゃが手に入って嬉しいけど開けるのが勿体無くて、いつから遊ぼうかとなって。そんな感覚でした。
まずは、家にあった本から。
続いて、 prime readingから。
そして、やっとカフネを読み始めました。
最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。
感想
食べることは生きること。
本当に、その通り。刺さる言葉。
当たり前なんだけど、食べなきゃ生きていけないけどたまーに、「食」の面でおろそかになりがち。
特に、落ち込むことがあった時。何も食べる気が起きなくて。
そんな時でも食べなきゃ生きていけないんだと食べていたらいつの間にか元気を取り戻した経験を思い出しました。
薫子さんとせつなさん。二人の関係が変わっていく瞬間が愛おしくて応援したくなった。
あとは、せつなさんの料理がどれも美味しそう。本って、映画やドラマと違って映像がないけどそれでも美味しそうと感じる、想像と文章の力ってすごいなと思いました。
この作品は、きっと何回も読み返すなと。
落ち込んだ時に、寄り添ってくれる作品です。
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